妄想日記 by 妄想エンジン


iFive3 その後(3) お外でお仕事端末化する

無線LANのつかみが弱いのと、ときどき謎のリブートすること以外では、特に問題も発生せず、ほぼ一年が経過。
画面の大きさも満足だし、ちょっと重いかなと思うくらいでとても便利に使えてます。

実はお仕事用に ThinkPad X61t SVGAモデルを使っていたのですが、このマシン固有問題である、接着剤漏れが発生して、使うには問題ないけどちょっと画面が見えづらいというトラブルが発生していました。
それについては公式にはもう修理はできないことになっているのですが、いろいろ探すとパネル交換でなんとかできるらしいということまで調べてはや2年。バラす気力が起きないままずっと過ごしてきました。
打ち合わせ程度だったら、iFive3 とか、紙のノートとかでどうにかなっていたのですが、ついでにちょっと開発、となるとそうも行かなくなっていました。
新しいノートマシンを買う予算が無いので、あるものをやりくりしてどうにかすることにします。

そこで考えついたのが、今あるタブレットを thin client にしての開発です。

用意するもの。
・タブレットマシン本体。できれば10inch程度の画面の大きいやつ
・LTEとかWiMax などのモバイルルータ
・キーボードとマウス。トラックポイント付きの Bluetooth のキーボードが一枚あると便利ですね。
・ネットワーク上の作業環境

やり方。
Windows Server を入れて、外部からログインして、そこに生活環境を作る。のであれば、通常とそんなにかわらずにできるので、特筆するべき点は無いでしょう。
でも、予算に限りがございますので、今回は例によって例のごとく、 FreeBSD 上に jail のコンテナを入れ、そこに開発環境を構築します。
まずはおうち側のルータのポートをどこか適当に開けて、外部から該当マシンに ssh でログインできるようにしておきます。公開鍵認証とかOTPとかその辺は適当に適切なものを選びましょう。
または、外部からVPNで接続できるようにしておくのも良いかもしれません。SoftEther VPN とかでやっつけると、とても簡単に構築できるのでおすすめです。android端末からでもL2TP接続できます。

次に、開発環境を qjail で構築します。
この辺なんかを参考に qjail を入れて、その中に環境を作ります。その際に、GUI が無いといろいろ不便なのですが、 xrdp と x11rdp を入れると rdpプロトコルでお話することができるようになるので、あとあといろいろ悩まなくて住みます。
あとは subversion や git や、 netbeans やら nginx やら php やら Postgresql やらを入れて設定しておきます。

最後に、タブレット端末から接続確認です。
rdpクライアントにはReomter RDP Clientを使っています。この辺はまあ、お気に入りで。MSも純正のクライアント出してます。
Unix系からなら xfreerdp とかかな。

まずはローカルのLAN環境から繋いでみて、動くかどうか確認します。
それで問題無ければ、今度は外部から接続します。
まずはサーバに ssh で接続。そしてトンネル掘って開発環境マシンに rdp で接続。
無事つながったら確認終了です。あとは外でも中でも(画面のサイズ以外)同じ環境で開発作業ができます。仕事部屋で作業していて煮詰まったらふらっとファミレスに行ってドリンクバー飲み放題で作業するもよし、マックで隣りに座った女子高生のうわさ話を聞きながら作業するもよし、マンガ喫茶でマンガを読みながらデバッグするもよし、とにかくネットワークがつながればどこでだって作業できることになります。

あれ?なんか厄介なことになりそうな気もするぞ。「いやー、今ちょっと出先なので、戻ってから確認します」とかできなくなるじゃんw
まあいいか。

おまけ。
rdpでつながればどんなマシンでも構わないので、非力なXP端末からでも問題なく作業できます。

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